『Ah, ah, ah...』
『Ah, 』
何処から行こうか、何処へ行こうか
何処まで行こうかWhere you are,
mic check, mic check, myself is a diffuse reflection of myself
自己言及する透明と透明の刺激、蠢いている檄
過激な派閥は我か我らか見失われたり
このままのこころから言える言葉で自分自身を撃ち
塔が我が模様を貫くように昇るものとなれば
無二に保たれていた自我が光の滝壺へと堕ちていくだろう
我か我らか振る舞いを問わず(  ひらひらと舞う蝶のように  )
転がり鳴る冠、意志的にならない限界まで無意識が膨らみ
すべての人称が行方不明になり、戯れだけで繋がっている時
目を瞑るシンガーのように魔法のリリックを解き放ち
マイクが振動し、遥か増幅されるものの名は
タナトス!君はまるで涙を流すように透明なものを断ち
コラージュが光るモンタージュが輝く夢がここに完成される
握られたものを革命にすべく、聖なるイマージュが邪悪に結像し
言葉は遠ざかり、離さない言葉が言葉を決してなくさせやしない
想像力と光景をかけられた天秤が土台を失い
祈り子となり二の線が交錯する時、残像ではないままの方に
弁証法的なウロボロスなど無し、駆け抜けるバベルは
バタフライエフェクトな斜塔だと言う………はずがなかろう
私は零――――――妖しさへと一の神二の国
三の死屍累々にロマンティックに血塗られたクレーターは黄色で
見つめられ天まで昇るため君の瞳を探している今宵
《月蝕なり》     ………愛とは死ぬことと見つけたり
こんなろくでなしにも希望を与えてくれるのが、
神だ、光を浴びるまで待つことを許されるのが、
月光だ、何処まで行ってしまったんだTherefore you are,
mic check, mic check, yourselves are diffuse reflection of yourselves
Verse 2. 悲しき熱帯が世界を停止させ
皮膚から蝶が生成切断されるメリーゴーラウンドが
輝きながらループし、あの螺旋まで蝶を増殖させていく
無数にコースアウトしながら走るものの姿に
炎を見るものが水を見るものを叩き
修羅を見るものが地獄を見るものを殺す黙示録に
私はセクシュアリティを変え年齢を変え正体を変え
めくるめく生まれ変わる輪廻のような回転主体へ
電撃を喰らわせる、遥か彼方で神が生まれる地平まで
Merry-go-round, merry-go-round, all around the world
Going off course何もかも彼方な彼方まで一瞬だけ
飛びながら飛べ辿らないならばゆけゆきゆきてゆけるだけゆくがよい
『ah, 』
宝石箱の地下室に降り注ぐ光
雷、嵐、万華鏡の中のダイヤとアスファルトに目が眩み
視線を避けた先で瞳を閉じる、世界を滅ぼすように息吹くMic check, ah
Where's the mic, where's the mic, where's the mic at? ah, ah, ah
Verse 3.
遮断された内側からブラックボックスを撃ち
真空への異端審問がくりひろげられる、受肉者は詩人
楽園の異人、ランダム・アクセス・メモリーに宿命を賭け
月蝕が破れ、悪魔と天使が天地を巻き戻す徴
涙までの距離=世界までの距離
=GODSPEED=
MICROPHONE CONTROLLER BATTLEFIELD
炎と鏡と修羅、来た道を断ち
システムを崩壊させる妖魔でも神でも女神でもなく
受けて撃つ受けて撃つばかりの軌道を一線にすれば
Thunderbolt!――――――約一世紀の生死が戦場と化し
命へと続く修羅場数の賽、海は昇り雲を散らす雫となり
数々の星へと変わり、バイオリズムのような星座を描きつけるまで
撃ちて死者降る曼殊沙華、夢が堕ちながら降臨して
昇りつめるものは時か阿修羅か海底か
真偽をコイントスするようにファンタジーを開く鏡には
煌めく幻視、月の姿をしたままきらりきらり
ひらりひらり交わす原子が現実に抗うヴェールに群がり
一者二者三者となり、一者が昇りつめるまで戦いを尽くす
もはや何処が天か地か分からなくなり
極まりて死せり極まりて死せり八百万の神
世界大戦に勝者の書き込まれたオブジェクトがなくなる時
極めえぬものが神の掌までのぼる、完璧に一秒を切る
小数点を遥か越えて一秒を切る
ファルスは一者を切る
もはや完璧
にして
『ah...』
Ah, ah, ah...
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Ah, ah, ah...

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